現代の日本語の地獄の用例って何。意外に宗教には使わない。
要旨
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現代の地獄という言葉は、生きるのが大変というときに使われることが多い。つまり、仕事、病気、経営、政治、介護、家族などの困難に関連して。
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そのため、現代では、地獄という言葉といっても、最初に宗教系のあの世、天国と結びつくことはない。
本文
そもそも地獄って何みたいなことを研究するブログだったので、そこに戻りたい。調査は遅々としてすすんでいないけど、以前の記事の項目は以下の通り。
まだ量が少ないので、地獄について、あんまり何もわからない。
ウクライナの戦争で難民の人も戦場にいる人も、いわば地獄の状況という感じ。
どういうアプローチとる?地獄についてまずは用例をいろいろ検討するか。
日本語の論文検索サイト「サイニー」を手っ取り早く調べてみる。
「地獄」を入れると、簡易検索ヒットで、
最近の記事のタイトルから目立つものを拾ってみよう。経済系雑誌の記事が多いようだ。
などなど、経済系、政治系、医療系などに使われている。意外に宗教系は、1割ほどしか記事が見つからなかった。
現代の地獄は、生きるのが大変というときに使うようだ。
ちなみに、サイニーは日本の公開論文が理系文系ほとんど含まれているので、宗教系だけ資料が少ないということはない。
地獄と天国の両方をキーワードにしたら、それでも、2010-2022の期間で、
あんまり多くない。しかも、やはり政治経済系が多くて、宗教系は1割ほどのようだ。
14歳の金メダリストの天国と地獄という、人生レポートもあった。
生きるのが大変というときに使うのが、現代の地獄というのは変わらない。
生きる上で大変な時、仕事、経営、政治、病気、家族、そういったことが地獄の話になる。現代では、地獄といっても、宗教系にすぐ結びつくというのは、あまり内容だ。
他の国でも調べてみよう。
今日は、リンさんと研究者1203が出てきませんでした。そういう回で出てきます。